更年期に抜け毛が多くなるのはなぜ?予防するにはどうすればいい?

更年期である45歳から55歳にかけて、シャンプーをすると大量に髪の毛が抜けてしまうことがあります。健康な状態でも髪の毛は毎日抜けており、しかも季節によって抜け毛の量は変化するので一概には言えないのですが、更年期になると何となく抜け毛の量が増えたと感じることはあります。

髪の毛の場合、成長期、退行期、休止期の3つがあり、成長期になると古い髪は抜けて新しいものが生え、長く太く成長していきます。退行期では毛球が退化をし、休止期になると毛球が老化をするので髪の毛の成長は止まります。この一連の流れをヘアサイクルと言いますが、このヘアサイクルはだいたい2年から6年の周期となっており、この周期で髪の毛は新しく生え変わっていきます。脱毛しても3か月ほどすると同じ毛穴から髪の毛が生えてくるのです。

このヘアサイクルは加齢やストレスで乱れることがあるのですが、更年期になると女性ホルモンであるエストロゲンが減少し、毛髪をしっかりと成長させることができないため、成長期が短くなり、休止期が長くなってしまうのです。この時期の女性の毛の状態を見ると、細いことがわかります。細いということはうまく成長できていない証拠でもあり、びまん性脱毛症や女性型脱毛症とも言われています。

びまん性脱毛症は、女性特有のもので髪の毛全体のボリュームがなくなり、ぺたっとした感じになってしまいます。特に束ねた状態にした場合に目立つことが多く、老けた印象に見えることも多いです。びまん性脱毛症の原因は、加齢が大きいですが、ストレスや女性ホルモンの低下、無理なダイエットがあげられ、栄養不足になっていることも影響しています。若い時であれば女性ホルモンのほうが多く、男性ホルモンの影響を受けることは少ないのですが、更年期になり女性ホルモンの分泌が減少すると男性ホルモンの影響を受けやすくなり、抜け毛が発生しやすくなるのです。

こういった抜け毛を予防するには、女性ホルモンを補充すると良いでしょう。抜け毛予防として大切なのは正しくシャンプーをする、イソフラボンを摂取する、そして適度に有酸素運動を行うといったことがあげられます。

正しいシャンプーは抜け毛予防にはとても大切で、しっかりと洗い流さないと頭皮に雑菌が増えてしまい頭皮の環境が悪くなります。また刺激にも弱くなってくるので、炎症が起こりやすくなり毛が生える環境ではなくなってしまいます。ですので、シャンプーを低刺激のものに変えて、洗ったあとはしっかりと泡を洗い流すようにしましょう。

イソフラボンは女性ホルモンと同じ作用をしており、大豆製品に多く含まれています。更年期においては大豆イソフラボンを摂取することが大切になるので、継続して毎日摂るようにします。

そして有酸素運動は体の血の巡りを良くします。血の巡りが悪いと頭皮まで栄養がいきわたらず、抜け毛が増えてしまいます。ストレス解消にもなるので、適度に運動をすることが大切です。

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